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2007.07.19 (Thu)

ピアノレビュー:YAMAHA ③

ヤマハのピアノについてざっと見てきました。まだまだ書き足りないところもありますがキリがないのでこの辺にします。
ここからは実際に弾いてみた感想を書いてみようと思います。かなり主観的で、個人的な感想になってしまいそうです。お断りしておかなければならないのですが、正直に感じたとおり書こうと思うので厳しい意見になるかもしれませんが、ご容赦下さい。
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2007.07.16 (Mon)

ピアノレビュー:YAMAHA ②

前回に引き続き、ヤマハのピアノです。今回は主にヤマハの特徴とモデルについて書いてみます。

ヤマハのピアノは、量産を始めた1900年当時は、ドイツのベヒシュタイン社から技術者を招いていたため、ベヒシュタインの設計を基にしているようです。これは昭和50年代の型番末尾Gモデルまで続いたようです。
しかし、時代の流れや要求はスタインウェイの音の方向性に流れていたため、それ以降現在のモデルに至ってはスタインウェイの設計を基にしているようです。この転換は、目指す音の方向性を変更する、ということなので、これまでの信念を捨てて別の方向に行く、というのは相当な決意だったに違いありませんね。
よって、ヤマハのピアノを考える時、ここが分岐点となり、それ以前は柔らかい響きのするピアノ、それ以降は硬質な輝かしい響きのするピアノ、ということになります。

ヤマハには多くのモデルがありますが、アップライトの場合、型番は頭にUのつくモデルが基本となっていて、その後ろに大きさ(高さ)を表す数字がつきます(U1 U2 U3など)。数字が大きくなるほど高さが高くなります。U1系、U3系は、マイナーチェンジを行う毎に型番の末尾にアルファベットを付け(U1D U3Hなど)、更に新しくなるとU10やU100と数字を増やしたり、YU1やYU3というように前にYを付けたりしていますが、U1系、U3系というベースに変化はないのでわかりやすいです。
このU3系をベースに、X支柱を採用したUX系が登場します。このUX系のうち、初期の「UX」は、グロトリアン社の設計思想を取り入れたといわれています。グロトリアンが弦を高張力としているのに対し、ヤマハでは張力に変化はなく、あくまでフレームの強化を目的にしています。正直に言いますとX支柱の形は似てはいますが、グロトリアンとは似て非なるものです。しかし、他のヤマハの他のモデルとは違った独特の響きがあり、音に締りがあってより明瞭な響きがします。
また、U5やU7というモデルがあり、これはU3と見た目は同じですが中身は全く違うものです。特に以前のU7は総アグラフを採用しています。アグラフは弦を鉄骨に押しつける力を均一に加える部分で、一般的なプレッシャーバー方式という金属バーによって全ての弦を一度に押さえつけるのに対して、アグラフ式は一音ずつ独立させた部品とすることで均一な力で弦を押さえることができるシステムで、一音ずつなのでコストもかかります。このU7は販売期間も短かったようで貴重な存在となっているようです。UX系もU7もコストがかかるので姿を消してしまいました。現在のSU7はどうやら以前のU7とは別物のようです。

ヤマハにはこのほかにもソステヌートペダルのあるモデルやトーンエスケープ機能、アクリル鍵盤以外にも人口象牙を用いていたりといろいろ工夫がなされています。
文章が長くなってしまっているので、個人的な感想等は次回にまとめてみようと思います。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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2007.07.12 (Thu)

ピアノレビュー:YAMAHA ① 

久しぶりに「ピアノレビュー」を書きます。今回はようやく国産のピアノを見てみたいと思います。今や国産のヤマハとカワイは世界でも名の通ったピアノのメーカーです。今回取り上げるのはYAMAHAです。まずはYAMAHAの歴史から。ピアノについてのみ、まとめてみます。

徳川藩士の天文係山葉孝之助の三男として生まれた山葉寅楠は長崎で時計づくりを、大阪で医療器械を学び、医療器械の修理工として浜松に移ります。そこで壊れたオルガンの修理をしたのをきっかけにオルガン製作を決意し、1887(明治20)年11月日本初の本格的オルガン製作に成功します。1888(明治21)年3月山葉風琴製造所を創業、河合喜三郎とともに1889(明治22)年3月合資会社山葉風琴製造所設立しました。1897(明治30)年10月改組して日本楽器製造株式会社(現ヤマハ)を設立し、初代社長に就任。
その後1899(明治32)年4月ピアノ製造法研究のため単身アメリカに渡って、ピアノ工場(キンボールやメイソン&ハムリン、スタインウェイ&サンズ)をまわり、翌年1月からアップライトピアノの生産を開始。1902(明治35)年にはグランドピアノを完成させ、1904(明治37)年4月にはセントルイス万国博覧会でピアノとオルガンに名誉大牌賞を受賞しました。
その後、オルガンとピアノ製作を進めていくものの戦時体制であったため軍需工場となり、ピアノの製作は1947年から再開。1967年にはコンサートグランドCFシリーズを製作し好評を得ます。これはグレン・グールドが録音に用いたピアノとして有名ですね。これが一つの転機となって音楽家たちに認知されるようになったようです。
1980年代半ば以降、ハイテクを駆使した自動演奏やサイレントシステムを発売、会社の混迷期を抜けて現在に至っています。

まず、現在のヤマハは楽器製作総合メーカーであり、そのほかにも発動機などのいろんな部門を持っていますが、出発点はオルガンとピアノ製作です。しかし、その歴史も長いのですが、1960年代までは世界に認知されてはいませんでした。製作技術が未熟でヨーロッパの一流ブランドとは大きな差があったためです。
しかし、ヤマハはベルトコンベアー式の工場で大量生産を行うことで、一定した品質を保つ製品を製作(というより製造)するという、ピアノ製作においては考えられなかった方法で販売を拡大し、その製品も比較的安価であったため1970年代には国内で爆発的に売れたのはご存知ではないでしょうか。
品質面では、これほどトラブルが少なく一定したピアノはなく、それが従来の(ヨーロッパの)品質の良いピアノの半額以下で購入できる、ということで国内ではもちろん、ヨーロッパでも普及しています。日本でピアノが普及したのはヤマハとカワイあってのことで、これには非常な貢献ではないかと思います。ひいては音楽教室、コンペ等によってピアノのみならず音楽普及に更に拍車がかかり、こういった一貫したシステムを持っていることもヤマハの強みといえそうです。

いろいろ書いているとまだまだヤマハのピアノについて書けないので、実際ピアノに触って感じることやその傾向などは、次回書いていこうと思います。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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2007.04.07 (Sat)

久しぶりの楽器店

昨日、仕事で京都に行っていて、1時間ほど空き時間ができたため「旭堂楽器店」さんに立ち寄ってみました。
このお店は私の<ピアノ探しの旅>へのスタート地点ともいえる楽器店です。2年程前に、このお店でザウターやシンメル、ベヒシュタインのアップライトを初めて触って響きの豊かさやその楽器の個性を味わったのでした。
今回訪れてみると、ちょうどフェア期間中で、2階の展示場は全て国産のピアノが占めており、隣の小ホールに欧州産のピアノは展示されていました。国産のピアノは中古ですが、さすがにいろいろ揃っていて、カワイ・ヤマハのほかディアパソン、アポロなどがありました。個人的にはアポロは面白いピアノだと思うのですが、また、この辺については<ピアノレビュー>でご紹介したいと思います。
<ピアノレビュー>は国産が後回しになっていましたが、徐々に書いていきたいと思います。
ヨーロッパ産のピアノもやはり多彩で、アップライトではシンメル、スタインベルグ、プレイエル、ベヒシュタインが2台、珍しくザイラーやホフマンもありました。グランドがスタインウェイ、ベーゼンドルファー、ザウター、ベヒシュタイン、そしてこれも珍しくスタイングレーバーもありました。

関西でこれだけいろいろ並べて弾き比べできるところはないのではないかと思い、平日で他にお客がいないことをいいことに、うれしそうに(笑)順番に弾かせていただきました。
アップライトのベヒシュタインはミレニアム116とクラシック118。前にも<ピアノレビュー>で書きましたが、このクラシック118はやっぱり音色も響きも、そしてバランスも素晴らしいです。頭一つ抜きん出ているように感じました。昔ながらのベヒの音がします。
それから注目はプレイエル『エスプリ』というモデル。このモデル日本にはこの1台しか入っていないらしく、その前日も福井から見に来た人がいたとのこと。覚えたてのショパンをヨタヨタと弾いてみたところ(笑)、これまでのプレイエルよりもさらにフランス的。プレイエルはドイツのシンメルに買収されていた時期があり、時代の流れもあってドイツ的な音色になっていたのですが、この『エスプリ』はよりフランス的。おまけでラヴェルも少し弾いてみました(笑)。これはいいですよ。
他にもスタイングレーバーやザウター、スタインウェイのグランドにも惚れ惚れしました。ホントに素晴らしい楽器でした。

色々書いているとキリがありませんが、一つビックリしたのが価格です。これも前に書きましたが、年々ユーロ高が続いているので急ピッチな価格上昇が避けられない、ということだったのですが、今回は最近価格改正後だったようで、かなりの値上げです。
はじめてこちらのお店に来た2年ほど前はベヒシュタインのミレニアムが確か170万円ほどだったのに、今回見ると何と200万円!。ユーロ高はまだまだ続くと思われるのでまだまだ価格が上昇しそうです。

こちらのお店は非常に丁寧ですし、試弾も気軽にできます。買う予定がなくても、ヨーロッパの素晴らしいアップライトを是非触ってほしいです。<楽器>とはどんなものなのか、これらの素晴らしい楽器が教えてくれます。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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2007.03.21 (Wed)

ピアノレビュー : RONISCH

ドイツのピアノメーカーは質の高いメーカーがしのぎを削っていて、今は生き残りをかけて奮闘しているところです。
今回ご紹介するピアノメーカーは旧東ドイツのレーニッシュ。

レーニッシュピアノの創始者、カール・レーニッシュは若い頃より、多くのピアノ職人の下でピアノの製作技術を学び、1845年に独立して、ドレスデンに工房を構えピアノ製造を開始しました。品質の良いレーニッシュは生産台数を伸ばし、早くから諸外国にも輸出を開始。世界各地での博覧会、国際フェアーに出品し、「ゴールドメダル」「最優秀賞」を獲得しているようです。
レーニッシュにおいてもピアノを<工業生産品>との見方とは当初から一線を画し、一台一台を老練な職人たちの「作品」として、丹念な手作業で造っています。アクションはドイツのレンナー製アクションを用いていますから、シンメルやプレイエル、グロトリアンとも同じアクションになります。
現在はアップライトの生産のみだそうですが、アップライトを丹念に作っているメーカーです。
しかし、構造上のメーカーの特色というのが、他のメーカーならいろいろわかるんですが、レーニッシュは殆んどわかりません。何か情報をお持ちの方はお寄せください。

実際、触ってみたのは京都の「旭堂楽器店」さんと「ベーゼンドルファー」のショールーム、あと名古屋で、合計3回でした。
まず、デザインの美しさが目を惹きます。象嵌細工の施されたモデルもあります。背の高さは118センチのものと123センチのものの2種類あります。
弾いてみと感じるのは、温かい音色、深みのある音質ということです。音が音圧としてではなくまろやかな響きとして広がります。派手な音色ではなく、落ち着いた音色。でも、やっぱり楽器ですので、一台一台性格が違います。
旧東ドイツというのもあるのかもしれませんが、ブリュートナーと同じ方向性の音です。
面白いのはアクションがレンナーなのに、同じアクションを用いるプレイエルやシンメルとは全然違います。乱暴を承知で一言で言うとすると、音色が一番落ち着いているのはレーニッシュ、透明で硬質なのはシンメル、派手ではないが音が色彩的なのがプレイエルという感じでしょうか?かなり乱暴かもしれませんが…。
丁寧に作られたピアノという楽器だと思いました。

なお、総輸入元は浜松ピアノセンター(ブリュートナーと同じ)です。
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