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2006.05.23 (Tue)

「真意」は伝わっている?

このところ急にむし暑くなったり急に雨が降ったりと、めまぐるしく変わる気候が続いています。
この気候についていけなかったのか、1歳の息子がまたもや下痢と嘔吐になってしまい、今日は病院で点滴をしてもらいました。


ところで、先日、<スーパーピアノレッスン>のドビュッシー『月の光』を見た、ということを書きました。
いつも気になることではありますが、ミシェル・ベロフが生徒に音楽を伝えようとするフランス語。これが翻訳されて字幕で出ているわけですが、フランス語の達者な人から見ると、どうやらこれには問題があり、真意が伝わっていない、ということのようです。

先日のブログの引用ですが…
>レッスン初めから、生徒に最初の十数小節を弾かせてベロフはまずテンポ設定に言及しました。

この部分、
字幕 <歩く速さの「アンダンテ」についてももっと精密さが必要です>
と出ていました。これの真意は
<ここでドビュッシーは「アンダンテ・トレ・ゼクスプレッシフ」と記しています。エクスプレッシフ、これは表情のことであってテンポではありません。「アンダンテ」イタリア語でアンダーレ、つまり私の考えでは…私は、もう少し前に進む(テンポを取る)必要があると思います。>と言っているようです。

これは、非常に微妙な表現だとは思いますが、字幕を素直に読んでしまうとテンポについて言及しているように感じます。もちろん、そういうことではありません。

このほか、例えば、
字幕 <音楽はリアルな存在ではないから、弾くものの信念が大切です>
これの真意は
<音楽には正解がありません、大切なことは、あなたがひとつのことに確信を持って、演奏することです>ということのようです。

字数制限のある字幕によって話す内容の全てを伝えるというのは非常に困難である、ということなのでしょう。しかし、真意が明確に伝わらない、というのは非常に残念であると思います。
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テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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