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2006.07.30 (Sun)

7月のピアノのおけいこ

今月は、週にピアノを練習が5日できたことが多く、一回が30分以上できたので、それなりに練習できたように思う。
バッハのインヴェンションがなかなか難しく、トリルやモルデント等に苦労します。ラヴェルの「ボロディン風に」を練習曲に入れてやり始めていますが、こういう小品を練習に加えるのは、やっぱり練習そのものが締まるような気がするので、レッスンに行かずに自分で勝手に弾いている身にとってはいいものです。

<7月のおけいこ内容>
①HANON 6~10  39のスケール C,F,B♭,E♭,A♭,D♭,G♭dur ,a,d,g,c,f,b♭ moll
 6~10は変奏で練習。スケールはG♭dur とe♭ moll を中心に練習。他の今まで練習したスケールも少しは練習。
②CZERNY ETUDES Op.849 No.13,14
 13は今月で終了。14は左手はと右手のバランスに注意。でもまあ、これも今月で終了でいいか、と思う。上げるペースが速いかなぁと思うものの…。8月は15を。
③BACH INVENTIONEN No.10
 今月から10をゆっくり始めた。ようやくゆっくり両手合わせるところまできたので、今後ニガテの装飾を入れて練習。
④RAVEL A la maniere de...Alexander Borodine
 運指を決定して、メトロノームでゆっくり練習。一応通して弾けるようにはなってきたが、まだまだ。Valseであることを意識。バランスも難しいのでよく聴いて。8月はペダルの決定。

ラヴェルは練習曲にいれたものの、練習メインはあくまでバッハという意識を持っていたいと思う(ついついラヴェルに行ってしまいそうなもので…)。お盆休みがあるのであんまり練習できないような気もするけど、欲張らずにやっていきたい。
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2006.07.27 (Thu)

ピアノレビュー:STEINWAY&SONS 

主要音楽ホールの実に95%以上に納入され、おそらく音楽自体に興味がない人でもメーカー名は聞いたことがあるであろう、スタインウェイ。現代最高のピアノといわれています。

1825年頃ドイツでスタートしました。ハインリッヒ・シュタインヴェッヒは、ドイツ革命を境に、ドイツでのピアノ製造に不安を覚えて、1850年、新天地を求めてアメリカに渡ります。そして1853年、ヘンリースタインウェイと英語読みに改名して、ニューヨークに会社を設立します。
この頃から<可能な限り最高のピアノ>づくりを目指し、パリの万国博覧会にも出品し、優れた楽器であるにもかかわらず開催国贔屓によりグランプリを逃していますが、その楽器の良さは当時ピアノの名手の知るところとなり、一気に名声を高めます。

現在もなお、独自の設計によって多くの特許を得たその響きが、多くの人を魅了しています。
基本的には、ベヒシュタインが響板を、ベーゼンドルファーがピアノのボディ全体を、それぞれ響かそうとしたのに対し、スタインウェイは鉄骨をも響かそうというコンセプトがあります。弦や鉄骨の振動をボディに伝えるため、サウンドベルというメカニズムを採用し、鉄骨とボディを密着させることによって、弦の振動をボディに確実に伝達させています。これがスタインウェイ独特のクリスタルのような、ダイヤモンドのような固いアタックのあと、グワーンと伸びる豊かな響きを生み出しているのだと考えられます。
また、他のメーカーは 、グランドのボディの製作には何層にも重ねた3枚の板を曲げてつなぎ合わせるようですが、スタインウェイでは何層にも重ねた1枚の長い板を曲げて製作します。非常に難しい技術で時間もかかりますが、それでもこの製作により振動の伝達にロスをなくし純粋な響きを得る、という徹底ぶりです。
こうしてできた素晴らしい楽器にスタインウェイ社は、他社が1年の保証が多い中、5年保証をしています。これは自信のあらわれなのでしょう。
他にもアラスカスプルースを厳選した響板をはじめ、駒も金属ネジを使わず、響きを損なわない木製ダボで固定したり、鉄骨も響きを最大限に得るためギリギリまで煮詰め、鉄を時間をかけて冷まして安定させていくなど、ありとあらゆる100以上の特許を駆使し、厳密にマイスターの目と手で時間をかけてじっくり作られています。

実際にスタインウェイ(フル・コンサートサイズ)を複数触ってみると、その独特の響きは何とも言えません。まず輪郭のはっきりした音がコーンと立ち上がり、後から豊かな響きが伸びていきます。音の遠達性が非常に優れているというのは弾いてみるとよくわかります。低音は豊かな倍音を含んだ響きでこれに高音部がきれいに乗ります。
アップライトでも同じことが言えます。とにかくよく響き、よく鳴り、よく伸びる、という印象です。派手でキラキラした硬質の音に豊かな響き。こういった傾向の音が好きな人にはたまらないと思います。
ただ(ここからは私個人の私見による戯言ですが)、このアップライトを家庭で弾く、というのは値段もさることながら、音色・響きのみを考えても私には少し合わない、という感がありました。もちろん整音等により多少音色を変化させることはできますが、それにしても…というふうに感じました。かなり独特なサウンドだと思います。

コストを度外視し、現在も全工程の80%を手作業で行うというスタインウェイ。あらゆる演奏家が愛用し賛辞を送っています。
ニューヨークとハンブルグのスタインウェイでは少し音にも仕上げにも傾向があるようです。これについては私がここで書けるだけのニューヨーク製を触れていないと思うので何とも言えません。

現在はこのスタインウェイの響きの方向性に向うメーカーが多いようです。ピアノには色んなメーカーがあり、色んな方向性があっていいと思いますが、なかなかそうも行かないところがあるようで、ある意味残念に思います。

スタインウェイ・ジャパン㈱にはホームページがありますので、ご紹介します。

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2006.07.25 (Tue)

スーパーピアノレッスンはまだ続く

なかなか梅雨が明けず、色んなところに影響が波及しているようです。またまた野菜の高騰。困りますね。

さて、NHKのスーパーピアノレッスンはフランス近代が今日で終了。
来週8月1日からは、「ロマン派を弾く」と題して、ミシェル・ダルベルトを講師に新しいレッスンが始まります。レッスンで扱う曲目は次の通りです。

リスト「愛の夢 第3番」
シューベルト「即興曲 変ホ長調 D.899 第2」、「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960」
リスト「ピアノ・ソナタ ロ短調」
シューマン「謝肉祭 作品9」

これまでのように難易度は相当に高いと思われますが、こういった作品のレッスンの一端を見れるというのは、とても興味がわくと同時に勉強にもなるので期待したいところです。

講師のミシェル・ダルベルトはフランスのピアニスト。ペルルミュテールに師事した経験を持つので、ラヴェルあたりのフランスものも得意なのではないか、と思いますが、定評があるのはシューベルト。

また、来週からも楽しみが続きます。

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2006.07.23 (Sun)

まだまだ雨

22日の土曜日、久しぶりに太陽が顔を出したような気がします。
天気がいいなら出掛けよう、ということで、行き先は伊丹空港。子供に合わせて出掛けるのですが、子供は車や電車に興味はあるものの、飛行機には殆んど関心がないのでどうだろう、と思いましたが、行ってみると飛行機はもちろん、空港の飛行機の足元で走り回っている車にも目がいって少々興奮気味。

今日日曜日は朝から雨。今月は既に平年の2倍の降水量のようで、しかも蒸し暑い。これはピアノにはつらい環境であります。
雨なら図書館、ということで朝から近所の図書館へ。昨日はじめて飛行機を見た息子は、図書館でも普段あまり見ない飛行機の図鑑を眺めておりました(笑)。
私は本とCDを借りました。本は、いいのか悪いのかわかりませんが、前から気になっていた漫画を一冊。<マンガ名作オペラ>というシリーズのもので、今回借りたのは「フィガロの結婚」。オペラで内容を知っていますが、マンガになるとどんなものかという好奇心で借りてみました。しかし目次を見ると、他に「魔笛」(これ、邦訳を「魔法の笛」とした方がしっくりくるといつも思いますが、何とかならないものかと…)、「ドン・ジョバンニ」、それにフィガロの結婚以前の物語として「セビリヤの理髪師」が入っており、かなり大まかな内容になっているかもしれませんが、読んでみようと思います。これが良ければ他にも「サロメ」や「椿姫」もありますので、これも借りてみようかと思います。
CDの方は、ギターの押尾コータローのアルバム「パノラマ」。これも前から気になっていたのですが、いつも借りられていたもので、今日はたまたま戻っていたので借りました。聴いた感想はまた綴ろうと思います。

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2006.07.21 (Fri)

びわこホールの夏

滋賀県大津のびわこホールで、明日22日とあさって23日にフランス近代の作曲家トマのオペラ「ミニヨン」が上演されます。日本では約半世紀ぶりで上演されるとあって注目されています。
最近、このブログでフランス近代の作曲家を追っていますが、トマについては流してしまったので、少し補足します。

トマは17歳でパリ音楽院にて学び、1832年にローマ賞を獲得。その後、オペラ・コミック座などでオペラやバレー音楽を発表し、「夏の夜の夢」による音楽で名声を確立します。そのほかオペラ「ハムレット」やバレエ「テンペスト」などが代表作。51年にはフランス学士院会員、52年からパリ音楽院の教授を務めます。ここでマスネの音楽的才能を見抜き育てます。作風は躍動感があり、ロマンチックで叙情性も兼ね備えています。しかし、現在では忘れられてしまっている感があります。

このトマのオペラ「ミニヨン」を、大阪センチュリー交響楽団と全国各地からのオーディションで選ばれたキャストに若杉弘さんが監修し、当初は指揮を佐藤功太郎さんの予定でしたが、先月逝去されたため、門下生の大島義彰氏が指揮をすることになったようです。
なかなか取り上げられる機会のない作品です。
詳細はびわこホールのページがありますのでご覧下さい。

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2006.07.20 (Thu)

素直に音楽を愉しむ

日本各地で大雨による被害が出ているようです。6月に雨があまり降らなかったので、ここにきて埋め合わせるかのように雨が降りましたが、こういう気候はどうかと思います。

さて、最近はフランス近代の作曲家について書いてきましたが、少しお勉強的でマニアっぽい内容になってしまっているのが自分でも少々気に入りません。実際、書き出してみるとかなり短期間に密集していろんな作曲家が活躍していたことがわかりますよね。
でも、ただマイナーな作曲家を必要以上に持ち上げる、ということはするべきではない、と思いますので、そこは踏み外さないようにしたいと思います。

昨日の某新聞の夕刊に豊橋交響楽団が紹介されていた記事を読みました。プロのオーケストラの予備軍ではなく、地域の文化を作っていくという強い姿勢が伺えました。技術的に完璧な演奏だけを求めるのではなく、作曲家の生涯のなかでどういう時期に作曲されたのかを考え、その作曲家に影響を与えた詩を読んだりする、というのに共感しました。こういった姿勢のオーケストラがあるのは何だかホッとします。
アマチュアの吹奏楽でもよくあることですが、技術やコンクールの成績ばかりで、そういった作品の本質に迫ろうとしない向きがあるのは非常に残念です。最も残念なのは、コンクールの規定時間に合わせて一つの作品を強引にカットしてつぎはぎだらけにし、その結果、元の作品とはかけ離れた曲となって演奏することが何となく認められている雰囲気がある、ということです。
どうしても閉鎖的なところがあるのを感じてしまいますが、そうではなくて、音楽を真摯に捉えて素直に愉しむ、ということを自然とやっていく雰囲気があればなぁ、と思うのでした。

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2006.07.19 (Wed)

フランス近代 ドビュッシー以前 ③

前回まではヴァンサン・ダンディを強引に紹介したところでした。
以下も前回どおり、作曲家の生誕順に紹介し、私の非常に勝手な独断と偏見でのオススメ作品を色字でご紹介いたします。

ダンディの後はメサジェ(1853-1929)がいますが、彼は指揮者としての方が有名かもしれません。フォーレやサン=サーンスに師事し、バレエ作品を作曲し、その作風はドリーブとそっくりです。
そして、ショーソン(1855-1899)です。パリ音楽院にてマスネ門下生となり、その後フランクと出会ってフランクに影響を受けます。彼は44際で亡くなるのですが、自転車で散歩中に柱に激突して亡くなりました(何だそれ?、って感じですが…)。作品は「ヴァイオリンとピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲」です。フランクに影響を受けた循環形式を用いた叙情的な作品です。また、「交響曲」も作曲しており、やはりフランク風ですが叙情性にあふれています。

女流作曲家として知られるシャミナード(1857-1944)。当初はオペラやバレエを作曲し非常に好評だったようですが、家庭を支えるため後年はピアノ演奏活動を行い、必然的にピアノ作品が多く、また歌曲も多いようです。興味はあるものの私自身未聴です。「田園詩」やシャブリエのような「ブルターニュの歌」が良さそうです。

次にシャルパンティエ(1860-1956)。音楽史上ではシャルパンティエはもう一人古い人がいますが、彼は新しい方(?)です。マスネ門下でローマ賞受賞。これによりローマ留学中に作曲された組曲「イタリアの印象」が知られています。この作品をサン=サーンスは賞賛していて、その作風はマスネ風でロマンにあふれています。

ここまでかなり荒っぽく、ザーッと見てきましたが、この後ドビュッシーが生まれることになります。ここで注意したいのは、これらの作曲家が活躍していた或いは活躍し始める頃にドビュッシーやラヴェルが生まれることになるので、同時代を生きた作曲家、ということになります。
一方他国に目を移すと、ブラームス(1833-1897)やブルックナー(1827-1896)が活躍し、リスト(1811-1886)やワーグナー(1813-1883)が晩年をむかえ、チャイコフスキー(1840-1893)が活躍し始め、マーラー(1860-1911)が生まれる、という情勢です。
これに当時の政治背景や他の芸術を見ると、その様子が鳥瞰できるわけですが、キリがないので…(以下省略)。

これ以降は、ドビュッシーと同時代の作曲家を個別に見ていきたいと思います。
どうぞ気の向いた方はお付き合いくださいませ。

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2006.07.17 (Mon)

ドイツ・カンマーフィル演奏会

久しぶりにこちら近畿では梅雨らしい天気でした。
きのう京都では、祇園祭の宵山でしたので、梅雨もそろそろ明ける時期になってきました。
小中学校では、来週から夏休み。早いものですね。

さて、昨日は私の実家に日帰りで行ってきましたが、夜に帰宅して何気なくテレビをつけるとNHKの芸術劇場でパーヴォ・ヤルヴィ指揮のドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の演奏会の模様が放送されていました(今年5月26日の横浜みなとみらいホール)。

今回の曲目は、オール・ベートーヴェン交響曲。この日は1番から3番でした。
ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団というと、たしかダニエル・ハーディングというアメリカの若い指揮者が音楽監督を務めていたと思いますが、今回はフィンランドのパーヴォ・ヤルヴィが指揮を振っていました。
まず感じられるのが、ピリオド楽器ならではの素朴なサウンドと、普段聴きなれたベートーヴェンの交響曲のテンポとは違って断然早い、ということでした。しかし、ヤルヴィの指揮では歌わせるところは十分に歌い、アクセントをかなり大きくつけて、メリハリある演奏。フレーズで追っていくと、このテンポでのフレーズに納得。速いテンポだとフレーズでは良くても、バックにつけるある部分のパッセージが(例えば、ホルンなど)が早すぎて苦しい、という事態が起こりがちなのですが、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のアンサンブルも見事で、そういった部分での不安を感じることはありませんでした。
まあ、実演に接しているわけではないので、よくわからないところも多いのですが…。

今回の来日公演ではベートーヴェンの後期の交響曲もプログラムにあったそうなので、どんな演奏だったのか興味のあるところです。

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2006.07.16 (Sun)

フランス近代 ドビュッシー以前 ②

前回は、ビゼーまでをかなり強引な駆け足で紹介したところでした。
今日は1840年以降生まれの作曲家からです。色文字は、私の独断と偏見によるオススメ作品です。

シャブリエ(1841-1894)は、一般に考えられているよりも、この後の作曲家に多大な影響を与えた作曲家です。シャブリエはアマチュアの日曜作曲家で、本業は内務省の官吏でした。かなり革新的な作曲家で、旋法や5音音階を取り入れて、大胆な和声を用いて作曲するのですが、ピアノ曲で確かめて、その後管弦楽曲にも応用していきました。この書法はドビュッシーやラヴェルらに大きな影響を与えました。作品は「10の絵画的小品」というピアノ曲とこれを彼が4曲選曲して管弦楽用に編曲した「田園組曲」、あと有名なのは狂詩曲「スペイン」です。

マスネ(1842-1912)はパリ音楽院でトマに作曲を学びローマ賞獲得後、パリ音楽院の教授としてつとめ、ケクランやフロラン・シュミットの先生でもありました。一般にはオペラが有名で、特にタイスの瞑想曲が有名ですが、さっきのシャブリエの「田園組曲」やビゼーの「アルルの女」組曲を生み出すきっかけとなった「管弦楽組曲」でフランスの管弦楽組曲の形式を確立しました。

そしてフォーレ(1845-1933)。サン=サーンスに学び、国民音楽協会の設立に加わり、後年パリ音楽院の教授や院長を務め、ラヴェル、フロラン・シュミット、ケクランを指導しています。その作風は初期から中期、晩年にかけて変化していきます。かなりの作品がありますが、歌曲、ピアノ五重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、ピアノ作品、どれをとってもデリケートな作品です。
デュパルク(1848-1933)はわずか16曲の歌曲で名を残した作曲家。フランクにピアノを学び、500曲近くの歌曲を作曲しながら、16曲を残してあとは破棄するという自分の作品に厳しい人です。その音楽はうっとりする美しさにあふれる歌曲「旅へのいざない」が素晴らしいです。

そしてダンディ(1851-1931)ですが、ピアノをマンモンテルに学び作曲をフランクに師事し、最年少で国民音楽協会に参加しました。また、後年パリ音楽院と対立することになるスコラ・カントルムを創設、ルーセルやサティがここで学びます。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルとも親交がありました。この時代の作曲家によくあるのが、ワーグナーに傾倒するという事態ですが、ダンディも一時ハマったようですが、やがてフランス的な作曲家になります。作品はフランス山人の歌による交響曲山の夏の日があり、少しワーグナーの香りがします。

やはり、ドビュッシーにたどり着くのに後1回必要です。
ここまでお付き合い頂いた方はすでにお気づきだと思いますが、パリ音楽院の連綿とつながる師弟系譜のような流れがあります。そして作曲家の登竜門であるローマ賞作曲コンクールを目指してカンタータ(なぜかお題はカンタータ)を作曲する、という流れになります。
それにしても、この年代、すごい名前が目白押しですね。

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2006.07.15 (Sat)

フランス近代  ドビュッシー以前 ①

フランス近代音楽についてちょっと書いてみようと思ったものの、「え?フランス近代っていつから?」となるのでした。
とりあえず、ドビュッシーの生まれる1862年以前の作曲家とその作品を2回に分けて、ざっとみてみましょう(とっても乱暴ですが)。
尚、色付きのものは、私の独断と偏見による、オススメ作品です。

ベルリオーズ(1803-1869)が管楽器の大胆な使用によるオーケストレーションの可能性を広げ、同時に標題音楽を作曲しました。有名なのはやはり「幻想交響曲」や序曲ですね。
トマ(1811-1896)グノー(1818-1896)はオペラ作曲家、オッフェンバック(1819-1880)はバレエ音楽作曲家として有名ですが、グノーの「歌曲」は秀逸です。

この後の世代がフランク(1822-1890)です。実はベルギー人だったりしますが、活躍の場がフランスだったのでフランス近代作曲家とされています。長年教会のオルガニストとして、1872年よりパリ音楽院のオルガン教授としてダンディ、ショーソン、デュパルク、ピエルネなどを育て、彼は国民音楽協会の結成にも携わります。後進に大きな影響を与えた作曲家です。作品は「ヴァイオリン・ソナタ」、「前奏曲、コラールとフーガ」など、渋いものが多いです。

そしてサン=サーンス(1835-1921)。器楽曲から室内楽、交響曲や協奏曲、オペラと多彩で職人気質の作曲家。フォーレの先生でもあります。その根本はベートヴェンにあるようですが、フランス音楽の発展のため1871年に国民音楽協会設立の中心を担いました。「ピアノ協奏曲」、「交響曲第3番」、「ヴァイオリン・ソナタ」など素晴らしい作品が目白押しです。
ドリーブ(1836-1891)「コッペリア」「シルヴィア」などのバレエ音楽を作曲し、バレエ音楽を芸術の域に押し上げた作曲家。チャイコフスキーは「私の『白鳥の湖』では、とうてい「シルヴィア」の傍にも寄れない」というほどです。
そして、有名なビゼー(1838-1875)です。ピアノやオルガンをグノーに学び、作曲家の登竜門であるコンクール、ローマ賞を獲得。作品はご存知オペラ「カルメン」、交響曲ハ長調、「アルルの女」組曲。しかし、作曲家としてこれから、という36歳の若さで亡くなってしまいます。

この後は次回に書いていきます。駆け足すぎて、こんなんでいいの?という感じがしないでもないですが…。こんなの読んでいただいた方、ありがとうございます。

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2006.07.14 (Fri)

思ったよりも…

毎日蒸し風呂のような天気が続いていて、うんざりしております。
しかも梅雨の時期でありながら、予報は雨と言いながら晴れたり、さっきまで晴れていたのに突然雲が出てきてピカピカ雷が光ったと思ったら、スコールのようなバケツをひっくり返したような雨が降ったり、また気候についていくのも大変です。これでは8月が思いやられますね。

さて、先日出張で寄り道した時の話から。
久しぶりにスタインウェイのアップライトを触りましたが(スタインウェイについてはまた<ピアノレビュー>にて綴りたいと思いますが)、とてもヌケのいい音でコーンと鳴っていて、クールでクリスタルな響き、というのが耳に残っています。
世界の主要ホールの実に98%以上がスタインウェイのピアノを使用している、というのを何かで読みましたが、これはよく考えてみると、思いのほか偏っている現象だと思います。日本の主要ホールにおいては、それこそ100%に迫る割合だろうということは容易に考えられます。

何でそんなに偏りがあるのかと考えると、それは、スタインウェイが無難、という結論があるようにも思います。ベーゼンドルファーにしてもベヒシュタインにしても、それはそれは素晴らしい楽器で、スタインウェイにも劣らない、別の魅力を持った楽器であることは間違いないのですが、あまりにもスタインウェイが有名であり演奏家もこぞって賞賛する、国際的なピアノコンクールでも使用されるというのもあって、<スタインウェイが基準>のような風潮があるような気がします。
実際に触ってみると確かにスタインウェイは素晴らしい楽器であることがわかるのと同時に、スタインウェイはかなり個性的な楽器であると感じられると思います。これが物差し的な楽器になっているということは、色んなホールのあちこちにスタインウェイその楽器がきちんと理解されているのかどうか疑わしい現実を思えば、ちょっとぞっとしますね。こんなに個性的な楽器が、ほとんどの主要ホールに納入されている、というのは、かなり甚だしい現象だと思います。
ブランドイメージが先に行く、というのは本末転倒でもあります。

最近では、滋賀県の栗東のさきらというホールにファツィオリが納入されていたりする例がありますが、全国の地方に良いホールができて、楽器にこだわりを持つホールも出てきています。
聴く側も演奏する側も、あんまり流されすぎないようになりたいものですね。

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2006.07.12 (Wed)

出張から寄り道

またまた、更新が滞っております。
もう月半ばなのにまだ3回しか記事を書いていなかった、ということに今頃気付いています。
ちょくちょく覗いていただいている方もいらっしゃるようですので、ありたがい限りですが、このところは失礼しました。

11日の午後から横須賀へ一泊で出張。
新幹線で新横浜まで行き横須賀へ、と思ったものの、せっかく来たんだから(って会社の経費で、ですが)、どこかに寄り道していこう、と思い、前から気になっていた楽器屋さんへ行くことにしました。
土地勘がない、というのはいい(?)もので、思わず新宿へ向かう。
やっぱり遠かった、と気付いたのは新宿に到着した時でした(笑)。
しかし、そのお店には、所狭しといろんなメーカーのピアノが並べられており、時間がないので少しだけ触らせてもらいました。さすがに東京とあって、関西ではなかなか一緒にみれないものがありました。
ここではザイラーのアップライトの新品を初めて触りました。艶のある華やかな響きでした。また、スタインウェイの中古のアップライトのZも触りましたが、やはりよく鳴ります。音の立ちが硬質でコーンと言う音の後から響きがドーンと前に出ます。
他には、シンメル、グロトリアン、ザウター、ツィンマーマン、ベヒシュタインのアカデミー、ベヒシュタインの12型の中古もありました。

ふと我に返ると午後7時半。慌てて横浜に戻る。夕食をなぜかラーメン博物館で食べて、横須賀のホテルへ。午後10時をまわっていました(笑)。

今日は横須賀で仕事をお昼で終えて、会社へ舞い戻りました。
帰りの新幹線では、崎陽軒のシュウマイ弁当(笑)。
何をしに行ってるのか!と怒られそうですが、すべきことはバッチリやってきましたので…(以下省略)。

帰宅後は、珍しく1時間みっちりピアノが弾けました。

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2006.07.08 (Sat)

私のフランス近代音楽

NHKのスーパーピアノレッスンが終盤に入っています。

一般にフランス近代音楽は、ドビュッシーとラヴェルばかりが目立っていて、美術になぞらえて印象派とか印象主義としてひとくくりにされているような気がします。
日本ではそれ以外の作曲家やその作品はほとんど知られていない状態で、当然演奏会で取り上げられる機会も少ないのが現状です。一方フランスは当然として、他の欧米の国ではやはり日本とは違って、ドビュッシーやラベル以外のフランス近代作曲家を取り上げる機会は圧倒的に多いようです。

実際、以前は私もあんまりフランス近代作曲家の作品はよく知らないし、あまり接する機会もなかったのですが、約10年前からいろいろ聴くようになり、どんどんはまってしまいました。手当たり次第、というわけではなく、サン=サーンスからフランク、フォーレを経てドビュッシーと同時代の作曲家、その後サティと六人組からフランセまで、管弦楽から器楽、声楽までいろいろ接してみました。すると、一般にいわれているイメージとはずいぶん違っていることや、ずいぶん間違って伝えられているということがわかってきました。

フランス近代音楽は「軽い」という言い方がよくされますが、これは、サウンドが「軽い」ということであって、音楽的に「軽い」とか「深みがない」ということではない、ということです。
また、どうしても印象派とか印象主義としてまとめられてそれで終わり、という感じがしますが、実際はそうでもない。

個人的には、和声や展開がオシャレに聞こえる、サウンドが軽いものが多いので難しく感じないし、バックミュージックとしても使える、というところがクラシックは難しくてとっつきにくい、と感じている人には入っていきやすいんじゃないか、と思います。フランス音楽に足を踏み入れてどんどん聴いていくと、その懐の深さにも驚きます。
 
あんまりフランス近代について紹介されたものがないので、このブログで少しずつ書いてみようかな、と思います。

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2006.07.07 (Fri)

ヨーロッパのピアノは本当に手がかかるのか

このところ、更新が滞っています。
月初で仕事が忙しいのもありますが、帰宅してパソコンを立ち上げる日が減っていました。

ピアノはこの湿気の多い時期はやっぱりかわいそう。ピアノにとっては湿度が70%を超えるのは禁物だそうですが、日本の梅雨の時期は窓を開けていればそのくらいの湿度は当たり前になってしまいます。

「ヨーロッパのピアノは日本のピアノに比べて手がかかる」ということがよく言われています。
しかし、これは間違いであるようです。
というのも、最近の日本のメーカーのピアノは究極の合理化により、生産工程に無駄がない、というところに大きな問題があるようです。
ピアノは乾燥した木材から製作しますが、鉄骨も十分に寝かせて安定させる必要があります。木材もヨーロッパの手作りピアノでは何ヶ月もかけて天然乾燥させるのですが、どうやら最近の日本のメーカーのピアノは機械で乾燥させる方法で非常に短時間で仕上げます。これがあとになって楽器自体のしなやかさに欠け、楽器自体が歪み苦しみます。
30年以上前の日本のピアノでは、まだ今ほどの合理化が進んでいなかったようです。自動車会社のようなオートメーション式の製造には楽器製造に必要な余裕がありません。
やはりピアノは楽器であって機械ではない、ということ。

まだグロトリアン=スタインヴェッヒがウチに来て半年あまり。
予想以上に安定していて不具合などはありません。あと半年経ってみるとだいたいわかると思いますが、やはり湿度が高いと楽器が鳴りにくくなるようですが、それ以上に冬の暖房による結露に注意が必要ですね。

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2006.07.03 (Mon)

いよいよ調律

土曜日は天気予報では雨だったので、車で数十分のショッピングモールへ。バーゲンが始まったとあって、朝から行ったのにすごい人。特に子供服売り場はレジに並ぶ行列が長かった。
そんなこんなでこの日はピアノはお休みでした。

日曜日の午前中は子供と二人で図書館へ。子供には車の図鑑を渡し、私は音楽書を持って二人並んでソファーで読書。しかし子供はやっぱり一人で見てくれなくて、相手をしながら見ていました。
午後からは、いよいよ調律でした。約半年前に調律していましたが、季節は正反対だったのでどうかと思いましたが、私の楽器は中古で購入したということ、そしてドイツから日本に届いて1年あってウチに来たということもあって安定していたようです。調律してもらっているのを横で見ていて、かなり馴染んでいるようで安心しました。やはり湿度が高いので、木が湿気を含んで膨張し、気温も上がっているのでピッチも上がっていたりとそれなりに影響がありましたが、調律してもらうと響きがすっきりしました。

それにしても私のピアノをお願いしている技術者の方は、作業が丁寧でありながら調律自体は早い。実際に工具もご自分でアイデアを生かして作られたオリジナルがあったり、不具合の原因をいとも簡単に見つける目と聞き分ける耳をお持ちです。ピアノ自体が安定しているのもありますが、おそらくこの技術者さんの調律の持ちがいい、というのも多分にあるんだと思います。
調律完了後、私と妻、技術者の方としばし歓談。この時間が実に楽しいのですね。興味深いお話をいろいろ伺うことができました。
 
これからもさらに気持ちよく弾いていけそうです。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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