2006年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

2006.08.30 (Wed)

8月のピアノのおけいこ

今月は、お盆休みが練習休みになってしまい、あんまり集中してできなかった。しかし、お盆の後に妻と子どもが妻の実家に一週間行っていたため、その一週間はいつもより練習時間がとれたので、結局はそれなりに練習できたように思う。
バッハのインヴェンションの参考本を用いて再度譜読みをすると、気付かなかったことがあり、いい材料になっています。

<8月のおけいこ内容>
①HANON 6~10  39のスケール C,F,B♭,E♭,A♭,D♭,G♭,Hdur ,a,d,g,c,f,b♭,g# moll
 6~10は変奏で練習。スケールはHdur とg# moll を中心に練習。他の今まで練習したスケールも併せて練習。
②CZERNY ETUDES Op.849 No.15,16
 15は、初めはアルペジオがまともにできずにどうしようかと思ったが、腕の使い方に気をつけると急に楽に弾けるようになった。一応15は終了するが、今後も続けてやっていきたい。16は徐々にテンポアップ。
③BACH INVENTIONEN No.10
 モルデントとトリルがやっぱりニガテ。ある程度のところまでは弾けるものの、曲としてはまだまだ。引き続き練習。
④RAVEL A la maniere de...Alexander Borodine
 ペダルもつけて、テンポアップして練習してきた。ペダルで響きを濁さない。アナリーゼどおりの表現ができているか、客観的に聞いてみたい。ということはやっぱり録音してチェックか?できれば9月にそこそこの弾き込み段階に持っていきたい。

ラヴェルの次の練習曲もそろそろ考えないと…。
メンデルスゾーンの無言歌から何かをやってみようか、と考えています。しかし、シューマンもいいなあ、とか。考えはじめると楽しいけど、全然決まらん(涙)。
スポンサーサイト
EDIT  |  23:10  |  ピアノ雑記帳  |  TB(0)  |  CM(4)  |  Top↑

2006.08.25 (Fri)

ピアノレビュー:Bösendorfer

前回のピアノプレビューでスタインウェイについて書きました。今回はスタインウェイと双璧と言われているベーセンドルファーです。ベーセンドルファーはオーストリアの名器といわれる楽器で、スタインウェイともベヒシュタインとも全く違った素晴らしい響きを持つピアノなんです。

1828年にイグナッツ・ベーゼンドルファーによってウィーンに創業された老舗メーカーです。独立当初からベーゼンドルファーのピアノは高品質、高水準で絶賛されており、1830年(たった2年後!)にはオーストリア皇帝から宮廷御用達ピアノ製造者とされました。
リスト、ブラームス、ヨハン・シュトラウス、ブゾーニなどにも愛好され、独自の設計によるウィンナ・トーンを確立し、現在もその伝統的な工法で熟練した職人によって、丹念に製作されています。

特徴あるその真珠のような深みのある響きは、弦の振動をボディに直接伝えるメカニズムにあります。これをResonating Box システムと呼んでいるようです。具体的には、グランドピアノのボディの製作において、ボディを曲げて加工する際、1センチほどの間隔で縦向きの切れ込みを入れています。通常は比較的硬くて重い木材の薄板を接着した合板を高温高圧で強引に成型する工法が取られますが、切れ込みを入れることによって成型しやすく強引な加工をしないため、ケースを全体の構造を支える役割ではなく、響鳴板の延長として響かせる役割を与えました。結果、ボディにも響板同様スプルースを用いて、ケース全体を響かそうというねらいがあります。
スタインウェイが鉄骨をも響かそうとし、ベヒシュタインが純粋に響板を響かそうとしたのとも、明らかに違います。
加えて、低音側の響板面積を広げて中低音域の減衰をゆるやかにしているので、中低音が色彩豊かに重量感あふれる音が出る傾向にあります。

また、インペリアルというモデルがあり、ブゾーニの要望により低音部に白鍵が2つ、黒鍵が1つキーが多くついています。

私は一度130センチのアップライトを触ったことがありますが(ベーゼンドルファーのアップライトはこのモデルだけです)これがアップライトであることを忘れるような、ふくよかで豊かな響きがしました(この驚きはシュタイングレーバーで感じた驚きと似ています)。大きな音を鳴らそうとしてガンガン弾くより、自然に響きを発展(!)させるようなイメージで、腕の重みだけで低音から響きを重ねていくと、びっくりするくらい重厚な響きがします。
インペリアルも触りましたが、柔らかい響きに包まれていく感じがしました。これはベヒシュタインとも違う柔らかさです。音の伸びを感じます。実際に弾いて体験していただきたいです。

素晴らしい楽器ですが、お値段も素晴らしいです。家庭で扱うとなると現実的ではありませんが、こういった特徴を知っていると思わぬところで役立つかもしれません。
ベーゼンドルファーには、ホームページがありますのでご紹介します。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  22:35  |  ピアノレビュー  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2006.08.24 (Thu)

なつかしい風景

夜の寝苦しい日がだんだんと減ってきていたり、出勤時の太陽もずいぶん傾いているのに気付くと、秋に近づきつつあるのを実感します。

今日は音楽には関係ない話になってしまいますが…。

先日の日曜日、家族3人で琵琶湖に行こうと駅に向かって歩いていると、途中の小さなお地蔵さんのところで大人の男の人たちがちょうちんを取り付け、そのお地蔵さんの周りはきれいに掃除され、小学校低学年から中学年頃の子どもたち5,6人たちがスイカをかじって談笑し、その横でお母さんらしき人たちとおばあさんらしき人たちがにこやかに笑っている光景を見ました。おそらくは地蔵盆が近いため、子どもたちがそのお地蔵さんたちの周りを掃除し、お母さん方がご褒美に子どもたちにスイカを切ってあげていたのかな、という感じでした。
こういう光景って最近見ないので、とても懐かしく、ホッとするものがありました。
で、今日の仕事からの帰宅途中にそのお地蔵さんのところを通ると、ちょうちんに灯がともり、お地蔵さんの前のちょっとしたスペースにゴザを敷いてその上におばあさんと子どもたちが円になって座って、一人の子どもが鐘を鳴らし、皆で何やら昔懐かしいゲームをしていました。今日が地蔵盆だったようで、この光景を見るととても心温まる思いがしました。

昔はこういう光景が当たり前だったのに、だんだんとなくなってしまって、ある意味日本の文化が退廃してしまったような感じがします。
こういうところが暖かい社会の縮図だったんだな、と改めて思いました。
来年もこの光景がまた見たいものです。

テーマ : 日記 ジャンル : 音楽

EDIT  |  22:59  |  日々の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(4)  |  Top↑

2006.08.23 (Wed)

フランス近代  ルーセル

今回はドビュッシーと同時代の作曲家の3人目、ルーセルです。
ドビュッシーやダンディの影響で語られることの多いルーセルですが、よくよく見ていくと和声の影響はあるにせよ、シャブリエやラヴェル、デュカと同様に古典的な伝統の延長線上にある作曲家だということがわかります。

アルベール・ルーセル(1869-1937)は北フランス生まれ。11歳頃からピアノに親しむものの海軍に憧れ、25歳まで海軍軍人で、フランス領インドシナに行ったこともある一風変わった経歴をもつ作曲家です。軍隊を退役後地元の音楽院で、その音楽の才能が認められ、スコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディに学びました。卒業後もルーセルはスコラ・カントルムで教鞭をとり、のちにサティを教えることになります。

1904年に交響曲第1番ディヴェルティスマンを作曲。1913年にはファーブル昆虫記を題材としたバレエ「蜘蛛の饗宴」でヒットします。
第一次大戦により元海軍将校だったルーセルは海軍に志願するものの断られ、陸軍に従軍します。
そして1920年代には次々と素晴らしい作品を残していきます。交響曲第2番組曲ヘ長調、フルート三重奏曲など。
30年代に入ると、ルーセルはアメリカに行き、交響曲第3番をクーセヴィッキー指揮ボストン交響楽団で初演、大成功します。その後、バレエ「バッカスとアリアーヌ」がパリ・オペラ座で大ヒットし、のちに音楽は組曲とされ、こちらが現在ではよく演奏されています。
このほか、弦楽四重奏曲交響曲第4番を作曲します。
その後、1937年8月23日にルーセルは亡くなります。

作風はシャブリエやダンディ、ドビュッシーの和声の影響を最初は受けていましたが、新古典主義的な作風になっていきました。
少し渋い感じのする作曲家ではありますが、聴けば聴くほどその音楽の良さに引き込まれていきます。


テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

EDIT  |  23:10  |  フランス近代音楽  |  TB(2)  |  CM(0)  |  Top↑

2006.08.22 (Tue)

生きた練習

高校野球が好ゲームが多く盛り上がっていましたが、早稲田実業が優勝し閉幕しました。テレビにかじりついていた方も多かったのではないでしょうか。
残暑も厳しく、今日はこちら関西ではどしゃ降りの夕立もあり雷も鳴っていました。スコールのような降り方をするので困りますね。帰宅時には雨が上がっていたので助かりましたが…。

さて、先日も書いていましたエチュードの続きを。
エチュードについて考え始めているのはこの前も書きましたが、ひとつのエチュードが万能薬とはいかないですね。いろいろ組み合わせて使って効果をあげていきたいところです。

本当は、メインとして練習する楽曲の中から、苦手なパッセージや音型を抜き出して、それと同じ調で応用した練習を自分で組み立てて練習するとか、それと似たものをエチュードなどから探してきて練習する、というのが音楽的にも生きた練習になる、ということをわかりつつも、なかなか工夫して考えている時間が作れない、という現状です。
基礎練習のための基礎練習にならないように練習する、ということにならないためにも、考えて工夫していきたいところです。

独りで練習していると、こういうのに困るんですよね~。
みなさんはどうやって練習してるんでしょうか?
いちいち気になってます(笑)。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  22:27  |  ピアノ雑記帳  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2006.08.21 (Mon)

お盆もこれにて終了

お盆ももう終わり。過ぎてみると早いもので…。

土曜日は妻に一日自由時間を頂いたので、久しぶりに朝から大阪へ。
朝から行くと大阪もすいていますね。
まずはマルビルのタワーレコードに少し立ち寄ってササヤ書店に行きました。
ここはやっぱり楽譜の種類が多い。関西では他には見られないほど輸入譜が多く、ピアノ譜だけでなく、合唱、スコアも充実しています。
その後は心斎橋のヤマハへ行き、いろいろ物色(笑)。
結局ずいぶん悩みましたが、バッハのインヴェンションを一人でやるのは「ひとりよがり」になりがちなので、手引書というか参考本を購入。
こういう時間って、楽しいものですね。

日曜日は、家族3人でまたもや琵琶湖へ。前回は松ノ浦水泳場でしたが、今回はもう一つ北の近江舞子水泳場へ行きました。
琵琶湖って北のほうが水がきれい、といわれているんです。
前回は子どもも初めての水遊びで異常な興奮振りでしたが、今回は少し水にも慣れてきていました。浮き輪にはめて浮遊する(?)のが楽しかったようでした。
 
というわけで、お盆(ってフツーの土日か)も終わりました。もう少しお盆休みが長ければいいのですが…。平日3日、土日入れて5日のいうのは平均的なのでしょうか?もうちょっと妻にもゆっくりしてもらいたいので申し訳ないところです。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  23:52  |  日々の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(4)  |  Top↑

2006.08.18 (Fri)

楽しく基礎を学べる教材って…

ピアノを再開してまだ7か月ですが、今のところ基本練習を中心に練習しています。
やはり指が思うように動かない、ということで基本練習中心なのですが、練習を進めていくうちに色々と疑問も出てきます。

ツェルニー30番も後半に入り、次のエチュードをそろそろイメージしていこうというところですが、ツェルニーの不足しているところもいろいろあります。
 ①右手中心のエチュードであること
 ②使われている調性も限られていること
 ③古典的であり19世紀半ば以降の楽曲の奏法に及んでいないこと
 ④面白みがないこと←これ重要かも

基本的な奏法を身につける、という意味では確かに効果のある教本だと実際に使ってみて感じています。具体的には音階とアルペジオを早く弾く、ということには非常に効果的な教本だと思います。と同時に、やはり旋律があまり美しくもなく、音楽的にも単純すぎるきらいがあり、実際面白くない、というのも問題ですね。

皆さんは他の教本を併用して練習されているのか、気になるところです。
個人的には、「モシュコフスキー20の小練習曲」あたりが、美しい旋律と和声を用いているようなので、単調ではなくより音楽的に取り組みながら基礎を訓練できそうな感じがします。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  23:39  |  ピアノ雑記帳  |  TB(0)  |  CM(5)  |  Top↑

2006.08.17 (Thu)

子どもと行くコンサート

お盆休みも終わり、今日から仕事。でも今日と明日の二日働いて土日なので気分的には楽ですね。

昨日は、子どもに初めて生演奏体験をしてもらおうと京都に出かけました。耳が鋭敏な乳幼児の時期に生演奏に接するのはいろんな意味で良いと言われていますが、実際はというと、演奏会には乳幼児が入れないことが多いんですね。
そんな演奏会が多いことに疑問を持った、乳幼児を持つ女性のオーケストラプレイヤーのお二人が、子どもが楽しめるようなプログラムでのコンサートを企画しています。
昨日のコンサートではトータル45分間のミニ・コンサートでした。編成はヴァイオリンとチェロ、ピアノの三重奏。前半に短いクラシック曲(バッハの無伴奏チェロ組曲など)を2曲と、手遊び歌を2,3曲、その後「動物の謝肉祭」から数曲といった内容でした。
途中で手遊び歌を入れたり、「動物の謝肉祭」では関連付けた曲を少し弾いてみたりと、子どもが興味を持って楽しめる内容でした。

ウチの子どもも、ヴァイオリンやチェロは生で初めて見たので、じ~っと目をまんまるにして見ていました。例のNHKの「クインテット」の人形劇を見ているので、これとつながったようで興味津々でした。ピアノもウチのアップライトと違ってグランドだったので、手を広げて大きいピアノがある、とアピール。曲の演奏が終わると自分から手を叩いて喜んでいました。

なかなかこういう機会って、あるようで殆んどない、というのが現状です。お値段もとてもリーズナブル(一人500円)とあって、大変良かったと思います。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  23:33  |  音楽雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2006.08.13 (Sun)

お盆につき、少し留守

世間と同様(?)、ウチもお盆休みが昨日から始まっています。

だいたい、こういうまとまった休みのあるときはピアノが弾けない日が続きます(笑)。というか、家にいない日が多いです。

昨日は私の実家へ、日帰りで。
子供が小さいので、孫の顔を見せようと実家に行くわけですが、月に一度行くか行かないかのペースなので、子供は初めはなかなか慣れないのですが、帰る頃になってようやく慣れるという状態です。

今日は朝から琵琶湖へ水浴。子供にとっての初めての琵琶湖でした。
着いた時から水遊びができるとわかると、「じゃあじゃあ!」といって早く水遊びをさせてくれ、とアピール。小さいスペースでの水遊び経験しかないので、子供にとって琵琶湖の風景は「こんなにも水遊びできるところがあるのか」、ということかわかりませんが、異常な興奮ぶり。波にも大喜で、水中の小石を拾ったり、波打ち際で砂浜を棒切れでつついたり、また、意外とどんどん深いほうへと進んでいったり、でも顔に水がかかるとちょっと嫌がったりしていましたが、ずっと興奮して楽しそうでした。

まあ、そんなこんなで金曜日から今日まで3日間は全くピアノを弾いていない日が続いてしまいました。
明日は少しは弾ける(?)予定。

そういえば、私の実家に行く前に地元の図書館でCDを借りました。
サンソン・フランソワの弾くラヴェル作品集。やっぱりこうも暑いと、涼しいサウンドが欲しい、ということでラヴェル。
ラヴェルのピアノ演奏で私の気に入っているのは、モニク・アースの演奏なんですが、フランソワの味のある演奏を聴いてみたくなりました。
また、感想を綴ろうと思います。

お盆のため、ブログの更新が遅れてしまいそうです。
覗いて頂いている方には申し訳ないです(コメントください…爆)。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  23:54  |  日々の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2006.08.09 (Wed)

また訃報 : エリザベート・シュワルツコップ

蒸し暑い日が続いています。台風が接近する季節に差し掛かってきました。気をつけたいところです。

毎日あまりに暑く寝苦しいので、クーラーをつけようと思ったら故障していました。子どもは暑いとぐずってなかなか寝ないので、妻と子どもはクーラーの効く部屋で、私は暑い部屋で気休めに扇風機を回して寝ています。

さて、最近また訃報がありました。エリザベート・シュワルツコップが90歳で亡くなったそうです。
私はシュワルツコップが現役の頃の世代ではないので、実演に触れる機会は残念ながらありませんでした。しかし素晴らしい演奏をCDなどの録音を通して聴くことができます。
彼女は非常な努力家で、テクストを完全に理解し表現する姿勢や、歌曲では当時歌手が目立つ演奏が多い中、ピアノの役割を深く理解し決して歌手がでしゃばり過ぎることなくその音楽に向かっていたことなど、後進の規範となるような姿勢であったことはよく聞きます。
シュワルツコップと言えばオペラというイメージがありますが、若い頃から歌曲を歌い、平行してオペラも歌っていたようです。
モーツアルトの「フィガロの結婚」の伯爵夫人やR.シュトラウスの「ばらの騎士」の元帥夫人の役柄の素晴らしさは言うまでもありませんが、R.シュトラウスの「最後の四つの歌」なども、何とも言えないソフトな声質とその音楽に引き込まれますね。
こういう方が亡くなった、というのは本当に残念ですね。心よりご冥福をお祈り致します。

テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

タグ : シュワルツコップ

EDIT  |  23:50  |  日々の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2006.08.05 (Sat)

フランス近代 ~ デュカ

ドビュッシーと同世代の作曲家第2弾はデュカです。ご存じない方も、おそらくは映画「ハリーポッター」でよく使われていたので、知らずに聴いているのではないかと思われます。
しかし、大変自己に厳しい作曲家で、生前に「残していい」と考えられる作品以外はすべて破棄し、最終的にはたった13の作品だけを残したのでした。

ポール・デュカ(1865-1935)はパリに生まれ、幼少から音楽に興味を持ち、81年にパリ音楽院に入り、和声をデュボア(このデュボアという人、後年ラヴェルをローマ賞審査でハネて周りから反発により辞任させられてしまう)、作曲法をギローに師事し、この作曲のクラスではドビュッシーと出会い仲良くなっています。
例のごとく作曲家の登竜門ローマ賞コンクールに挑むものの大賞は逃してしまいます。92年、「ポーリュクト序曲」で成功し、95年には「交響曲」を作曲します。続いて作曲した、冒頭でもご紹介した映画「ハリーポッター」でも使われていた「魔法使いの弟子」で大成功します。
このあと、1900年に「ピアノ・ソナタ」、03年に「ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲」などピアノ作品とオペラ「アリアーヌと青髭」を作曲します。12年にバレエ「ラ・ペリ」を作曲して、このあとから作品が残っていません。作曲したものの破棄されたようなんです。
このほか、1921年ごろからフォーレに誘われてパリ音楽院で後進の指導にあたり、メシアンなどを育てています。

デュカは他のフランスの作曲家と同様に、シャブリエやドビュッシーに和声の影響を受けますが、本質的にはベートヴェンを規範としているようです。
「ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲」はベートヴェンの「ディアベリ変奏曲」を、ピアノ・ソナタはベートヴェンの後期弦楽四重奏曲を規範にしている(アルフレッド・コルトー談)というのです。
後期ロマン的でありながらそれに溺れず常に抑制され、古典的構成に立ち戻ることにより作品の見通しが開け、ここにフランス的な色彩感あふれる和声をちりばめられた、素晴らしい作品ばかりです。
印象派、というと曖昧模糊としたイメージですが、ドビュッシーの友人でもあるデュカの作品には曖昧な線はありません。作品は派手でもありますが、叙情的でもあり、抑制されたロマンが旋律の甘さを引き出します。見事なバランス感覚で、その管弦楽法はストラヴィンスキーやベルクといった人にも影響を与えたと言われるほどです。

バレエ「ラ・ペリ」(冒頭のファンファーレが特に見事です…ってこの作品も破棄されかけたらしいです、オソロシイ)や「交響曲」、上記のピアノ作品などは本当に聴き応えがありますので個人的にもかなり気に入っています。

テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

EDIT  |  00:15  |  フランス近代音楽  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2006.08.03 (Thu)

フランス近代 サティ

いよいよドビュッシーやラヴェルと同世代の作曲家にスポットを当てていきます。

ドビュッシーやラヴェルと並んで革命的に登場するのがサティ。
相変わらず色字は、私の独断と偏見によるオススメ作品です。

エリック・サティ(1866-1925)は幼少の頃はあまり幸せに過ごせていないようで、母が70年に亡くなり、祖父母に預けられるものの祖母が不可解な溺死という出来事がサティに影響している、と言われています。
13歳でパリ音楽院に入学も、軍隊に入り中退。軍隊もわざと風邪をこじらせて退役。既に奇妙な行動を起こしています。この頃からカフェのピアニストとして生計を立て、生まれた作品が「3つのサラバンド」や「ジムノペティ」
90年にはドビュッシーと、94年にはラヴェルと知り合う。このころ「ジュ・トゥ・ヴ」を作曲。ドビュッシーには惹かれたようで、「梨の形をした3つの小品」について意見を求めています。このころから奇行は本格化。
ドビュッシーやラヴェルが成功していくのを焦りと感じたのか、05年スコラ・カントルムに入学し、ルーセルに対位法を習い08年に卒業。苦労して習得した対位法を使った作品を発表するものの、認められず批判されます。
その後、1910年前後から、ラヴェルらが「ジムノペティ」を取り上げ、その結果、サティにとって20年以上昔の作品で評価されるようになり、サティは戸惑います。ドビュッシーの評価が落ち始め、若手がサティの「ジムノペティ」など昔の作品を評価するようになり、サティの取り巻く環境が変化していきます。
12年から15年にかけて「スポーツと気晴らし」などのピアノ曲を作曲。この頃にはオーリックやストラヴィンスキーと出会っています。ストラヴィンスキーとはドビュッシーを通じて知り合ったようです。
17年にはコクトーとピカソによってバレエ「パラード」を上演、問題作となります。これによって若い音楽家が集まり、後年サティと6人組と呼ばれるグループになります。このあとも挑発的な作品を発表し、1925年に亡くなります。

サティに関しては、賛否両論であまりにもいろいろいわれています。
サティは当時流行したワーグナーにもドビュッシーの霧にも毒されていない作曲家のように思います。つまり、既成概念のない作曲家、というところでしょうか?
サティはフランス音楽の進路をいくつも示した、とラヴェルが言うように、サティがフランス音楽に多大な影響を与えたのは間違いないのですが、サティにしてみれば、我が道を進んでいる、だけのことのように感じてしまいます。
シンプルで心地のよい音楽、そういうイメージですね。

テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

EDIT  |  00:02  |  フランス近代音楽  |  TB(0)  |  CM(1)  |  Top↑

2006.08.01 (Tue)

やっと真夏!

この間までの天気とは一転、いきなり真夏がやってきました。梅雨明けの原因は梅雨前線の消滅ということらしいのですが、そんなのでいいのか疑問ですね。といってももう8月。真夏が来ないと困りますね。

ウチでは子どもが突然熱を出し、一時は39度9分まで熱が上がりましたが、ようやく熱が下がりホッとしているところです。子どもはいきなり発熱するのでこちらは少々戸惑います。早く元気になってほしいものです。

さて、今日から次のスーパーピアノレッスンが始まりました。第1回はリストの愛の夢第3番なので楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?
講師のダルベルトさんのプロフィールを読むと、私とダルベルトさんには音楽以外に共通する趣味(?)があることが判明。それはF1観戦!結構意外でしたが何だか嬉しくて親近感がわくのでした。
今年のF1シーズンも後半に入っていますがなかなか面白い展開になっています。興味のある方は次戦決勝は8月6日のハンガリーGPで、深夜にフジテレビ系列で放送されます。ベテラン(ミハエル・シューマッハー:フェラーリ…赤い車)対最年少(フェルナンド・アロンソ:ルノー…青い車)が見ものです。
今日は音楽とは関係ない話になってしまいました(苦笑)。

テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

EDIT  |  23:38  |  日々の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。