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2006.09.20 (Wed)

バレンボイム&BPOのモーツアルト

先日の日曜日、久しぶりにNHKの芸術劇場を見ました。
この日の放送はダニエル・バレンボイムの指揮するベルリンフィルの演奏会で、曲目はオール・モーツアルトでした。交響曲第35番「ハフナー」、ピアノ協奏曲第22番、それからホルン協奏曲第1番をはさんで交響曲第36番「リンツ」と、かなりハードなプログラムでした。

バレンボイムと言えば、以前からピアニストとしてモーツアルトの協奏曲を弾き振りして、これがCDになり高く評価されていました。私自身も何度かモーツアルトのピアノ協奏曲を引き振りするのをテレビでは見てきたので、今回はどんな演奏をするのか興味はありました。

最近は古楽器による演奏が盛んで、以前のように研究の成果が古楽器だけで行われるのではなくて、現在ではモダン・オーケストラの演奏にまで大きな影響を及ぼすようになっているのはご存知の通りです。特にこの20年の間での演奏スタイルの変化には劇的なものがあり、今や古楽器奏法をふまえないというのはありえないほどになっています。
バレンボイムが弾き振りをするようになって恐らく15年くらいは経過していて、この間に上記のような変化があったため、こういった状況の変化をバレンボイムがどう捉えているのか、という点にも興味がありました。

実際、ハフナーの交響曲が始まってみると、バレンボイムの演奏スタイルには確固としたものがあって、古楽器云々ではなくこれまでのバレンボイムの姿勢を崩さない演奏でした。テンポもどちらかといえば全体的に速めで、とくにメヌエットは速かった。
この曲自体、構成上ハイドンの影響があったり、一楽章の対位法はバッハの影響があるにせよ、バレンボイムの演奏はまるでベートーヴェンの交響曲のように響いていることがよくありました。もしかしたらホール(チェコのエステート劇場というシューボックスタイプのホール)の影響があるのかもしれませんが、響きが重厚すぎる感じがしました。
これはモーツアルトだから軽やかでないと…ということとは違って、サウンドそのものの重心が低い、ということなのかもしれません。

また、バレンボイムが弾き振りするピアノ協奏曲でも、バレンボイムは小刻みに踏み変えながらも頻繁にペダルを用いて、やはりここでも重厚なピアノ協奏曲になっていたような気がします。

しかし、全体としては音楽そのものはよく流れていて、特に緩徐楽章での美しい演奏は歌のようでした。素晴らしい演奏でした。

この年代の指揮者は非常にたくさんいますが(アバドやムーティ、メータ、小澤など)、そろそろ皆年齢が高くなってきているのが気になりますね。
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テーマ : クラッシック ジャンル : 音楽

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