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2006.09.26 (Tue)

フランス近代  ピエルネ

ドビュッシーの1歳年下のピエルネ。彼はコンセール・コロンヌの指揮者として有名で、特筆すべきは当時の現代音楽を世に積極的に紹介をしたことです。ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ドビュッシーの「イベリア」、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」などを初演しました。しかし指揮者の立場を利用して自分の作品を初演する、ということはしなかったという、何とも「いい人」なのです。
例によって私の独断と偏見によるおすすめ作品は色字にしてあります。

ガブリエル・ピエルネ(1863~1937)はフランスのメッスに生まれ、5歳から地元の音楽院で学び、8歳(!)でパリ音楽院に入ります。ここで作曲をマスネに、オルガンをフランクに学び大きな影響を受けます。またドビュッシーと同級になり親交を持ちます。やたらと早熟であるピエルネはピアノや和声などでプルミエ・プリを獲得し、例のローマ賞作曲コンクールを19歳で優勝します。
1890年にフランクが亡くなると、聖クロティルド教会のオルガニストにフランクの後任として98年まで務めます。オルガン作品をはじめ、舞台音楽にも興味を持ち、作曲します。
1900年代になるとますます活発に活動し、ジャック・ティボー(名ヴァイオリニスト)のために書かれた「ヴァイオリン・ソナタ」やオラトリオ「少年十字軍」などを作曲、また03年にはコンセール・コロンヌの指揮者にも就任します。そして新人の発掘(ストラヴィンスキーの「火の鳥」や後にミヨーの作品も)や先人の紹介(フランクの「交響曲」など)、当時の現代曲の紹介(ドビュッシーの「イベリア」など)を精力的に行います。
そして1910年に代表作のバレエ「シダリーズと牧羊神」、1919年に発表した「ピアノ五重奏曲」などを作曲。国民音楽協会の会長や24年には学士院にも選ばれ、大家として敬われるようになります。
コロンヌの指揮を離れて、晩年にはマルセル・ミュールのために書いたサクソフォン四重奏のための「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」を作曲、1937年に亡くなります。

ピエルネはマスネとフランクの影響がやはり大きいと感じます。
簡単にいえば、非常にチャーミングで聴きやすいです。マスネのようなロマン性に似ていますが、濃厚ではなく抑制されていてネットリはしていません。初期のドビュッシーにも似ています。フランクの古典的な面も持ちますが、もっと洗練されていて重苦しくはありません。
私的には「ヴァイオリン・ソナタ」や「ピアノ五重奏曲」がとても気に入っています。初期の「ピアノ協奏曲」はちょっとロマン的すぎるところがありますが、「ピアノ五重奏曲」などは、ロマン性が抑制され叙情的です。いい作品だと思います。
実際に聴いてみるとピエルネはもっともっと知られてもいい作曲家だと思います。<ドビュッシーと同世代>ということで過小評価されているようにも思います。
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テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

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