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2006.12.07 (Thu)

試弾について 3

試弾について、3回目になります。って長くなるとは思いましたが、3回にわたってしまうとは思いませんでした(笑)。書き出すと言いたいことがたくさんあって…。いつも長文ですみません。。。
今回は予告どおり、新品のピアノの場合と中古のピアノの場合の留意点について書いてみたいと思います。試弾というより、楽器のことが中心になりますが…。

新品のピアノは信頼のおけるメーカーのある程度のモデル以上であれば、素材の状態としては新品の時が<最もいい状態>であると言われているんですが、楽器は生き物なので、音を鳴らさないと楽器自体が響かず鳴らない、ということを考えると、楽器の響きとしては発展途上の状態です。ヨーロッパのピアノ、例えばザウターなどは新品から数年後が最高の状態になるように作られている、というので、この辺はメーカーを調べてみるとわかります。
また、正体不明のメーカーで新品でも安価な楽器、というのは非常に危険を伴います。これは前にも書いたことがあったと思いますが、正体不明の安価な楽器は、劣悪な素材を用いて極端なコストダウンで作られる→楽器としてのしなやかさ、余裕がない→響かない→響かないのを補うため弦の張力を増す+硬いハンマーで叩く→何とかごまかす、といった悪循環を結集して店頭に並んでいるようです。こういうのは楽器とはいえず、まともに使えるのは最初の数年でその後はストレスを抱えるような音しか鳴らない、と言われています。
ということで、こういうのには手を出さない方がいいと思います。
また、楽器はデリケートなので、店頭に並んでどのくらい経っている楽器なのか聞いてみて、2か月以上置いているとすれば、それなりに落ち着いている楽器だと思います。また、新品とはいえ技術者さんがハンマーに手を入れている(調整している)かによっても音の印象が違いますので聞いてみるといいと思います。ハンマーを削っていればアタックをはっきりさせる、いわゆる硬い音に調整していることになりますし、逆にハンマーに針を刺して調整したなら音を柔らかくしたことになります。
新品の場合は、こういった新品の事情を留意して試弾するといいと思います。

さて、中古のピアノ場合ですが、これはどのくらい中古なのか、中古によっても状態によって変わると思います。新品から5年以内で出てくるような中古はかなり少ないと思います。
年数が浅くても前の持ち主が弾きまくっていたとか、20年ものでも全然弾いてないとか、いろいろあるわけですね。
楽器がヘタる、楽器が楽器として使えなくなる状態というのは、そもそも響板に適度なソリ(クラウン)があって、それが弦の張力とか使用頻度によって経年劣化してソリがなくなった状態をいいます。スタインウェイでは90年とか100年以上と言われていて、国産のヤマハ、カワイ、ディアパソンなどであれば50年(?)とか言われているようです。使用頻度やその楽器の製造年(30年以上昔の方が材質も良く、手もかかっていた)によっても違うので一概には言えないところです。
この響板以外は、弦もアクションも鍵盤も取り替えることができるので、そういう心配は要らないと思います。
中古の場合であまり弾いていなかったような中古は、置かれていただけなのでメンテナンスされていない可能性があります。ひどい場合はネズミの巣になり、木やフェルトがかじられていたりすることがあるようです。
一応フタとか全部を開けてもらって、鍵盤も外して中をみればそういうのは確認できます。
あとは、新品のところでも触れましたが、そのピアノがその場所に来てどのくらい経っているのか、どういう調整をしたのか、というのも一応聞いてみるといいと思います。お店側がそういうことも把握していないというのではきちんと楽器として見れていないということですし…。
後は前回の記事で書いたようなことを弾いて確認していく、ということになります。中古の楽器は、もうその楽器しかないのでかなり悩むことになると思います(笑)。

私の経験で思うのは、新品・中古共通していえることですが、購入するお店がピアノへの思い入れがあると感じるお店が、よい状態でピアノが店頭に並んでいるということです。電化製品を販売するような感じや、値段ばかりを言ったり、「お得です」的な内容がよく出るのは、楽器を選びに来ているのに、何だかそれは違うぞ、と思わずにはいられませんでした。

最後に重要なのは、その後購入した楽器をお願いする技術者さんです。
楽器・弾き手・技術者さんの3つで1つとなり、その楽器を育てていく、ということになります。楽器を選ぶのより良い技術者さんを見つけるほうが難しいかもしれません。

最近、ピアノを購入するという方をブログでよくお見かけしましたので、とっても細かい内容を大雑把に、余計なお節介で長々と書かせて頂きました。
これから購入される方には、一生の友となるような素敵な楽器と出会えるといいな、と思います。
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テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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