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2006.12.27 (Wed)

昔読んだ本を引っぱり出して

今年も残すところ後数日。私の場合今週平日は出勤で土曜日から年末年始の休みに入りますが、年明けは4日から出勤です。

さて先週は出張が二度あり、しかも遠方だったので移動中に本を読もうと昔読んだ本を引っぱり出して読んでみました。

音楽の基礎 音楽の基礎
芥川 也寸志 (1971/08)
岩波書店

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芥川也寸志の「音楽の基礎」という本で、本自体は薄く、しかし内容の濃い理論書なのですが、ただの理論書ではないんです。日本を代表する作曲家である芥川也寸志の非常に的を得た具体例や解説によって、普通の理論書にはないわかりやすさがあります。

印象的な部分を取り上げると…。
例えば、まず第1章<音楽の素材>の最初の項は、意表をついた[静寂]から始まり、その冒頭は「音楽が存在するためには、まずある程度の静かな環境を必要とする。」と始まり、次に真の静寂についての具体例を示し、「休止はある場合、最強音にもまさる強烈な効果」を発揮するものであるとし、しかし通常の静寂とは「かすかな音響の存在する空間」であり、このような静寂は人の心に安らぎを与え美しさを感じさせるものであることを述べ、「音楽はまずこのような静寂を美しいと認めるところから出発するといえよう。」と述べています。
さらにこれを作曲家の立場から、また音楽を鑑賞する立場からの具体的な考察を示しています。

もう、この部分だけでも一般の理論書とは異なっていて、ユニークな入門書であるか、おわかりいただけると思います。

このあと、記譜法、音階、調、リズム、旋律、テンポ、音程、和声、形式と、単なる理論書を超えた解説で、難しいけれどもわかりやすいというか自分の中に入ってきやすい文章で綴られています。
特に、和声についてはずいぶんわかりやすいと思います。

私はこの本を今から13年ほど前に見つけて購入し、それまでの楽典等とは違った含蓄のある内容でとても勉強になった記憶があります。久しぶりに読んでみて、やっぱり素晴らしい本だと思いました。

しかも、この本は岩波新書で現在の価格の735円と手軽に購入できます。
ご興味のおありの方はぜひ手にとって読んで見てくださいね。
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テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

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