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2008.04.07 (Mon)

モーツァルトの苦悩に迫る

近畿では今日の雨で満開の桜が散り始めました。
このところの気温の変化についていけず、家族4人は順番に風邪をひいています。皆様もお気をつけ下さいね。

さて、私がときどき見るテレビ番組で、NHKの「その時歴史が動いた」という松平アナが司会する番組があるのですが、次回4月9日放送は「音楽の市民革命~モーツァルトの苦悩~」と題して放送されます(詳しい番組のHPはこちら)。
この番組の放送予定を見ると、オペラ「魔笛」が「特権階級のものだった音楽を、多くの市民に解放した」として紹介されています。

モーツァルトについては、ザルツブルグでの大司教との決別によりウィーンを活動拠点にして、ヨーゼフⅡ世の恩恵を受けフリーの音楽家として活動していたことはあの映画「アマデウス」でも知られています。同時にこの時代にフリーの音楽家というのは大変珍しく、宮廷音楽家として仕えるのが一般的だったことや、モーツァルトの晩年にはヨーゼフⅡ世の死去やモーツァルトの最大の理解者である父の死去、モーツァルトのウィーンでの評判の陰りが顕著となり予約演奏会も空席が目立つ状況なども重なった背景なども考慮しなければなりません。
そこで、モーツァルトの死の9ヶ月前にザルツブルグ時代の台本作家シカネーダより仕事がなく生活に困っていたモーツアルトにオペラ「魔笛」の依頼があったわけです。この二人の関係は例の秘密結社フリーメイソンの会員であったことがきっかけのようです。これがフランスでのフランス革命に関係している事実からすると、活動内容ははっきりしないものの何らかの自由思想による組織だったようです。
事実、このオペラがフリーメイソンのさまざまなシンボルや教義に基づく歌詞や設定が用いられていることもあり、例えば序曲の冒頭と中間部やザラストロ神殿でも登場するあの和音がフリーメイソンの儀式で使用されることや、オペラ後半の修行と試練などもフリーメイソン的精神を反映しているといわれています。

これらの内容が番組でどう関連付けられているのか興味のあるところです。
しかし、ドイツ語でDie Zauberflöte、英語でThe Magic Fluteを邦訳で「魔法の笛」とせずに「魔笛」としたのか、私には不思議でなりません。
どちらにしても、モーツァルトが魅力的な旋律あふれる親しみやすいオペラを作曲したことが素晴らしいですね。
私も以前、ウィーン国立歌劇場にてこのオペラを斬新な演出で観ました。とってもいい思い出のあるオペラです♪
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