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2007.01.11 (Thu)

フランス近代  フロラン・シュミット

しばらく更新ができなかったフランス近代です。久しぶりの更新で取り上げるのはフランス近代音楽の繁栄を築いたフロラン・シュミット。
いつものとおり、私個人のオススメは色字で示します。

フロラン・シュミット(1870-1958)はロレーヌ地方のブラモンに生まれました。(「フロラン」とあえて記載するのは、同時期にドイツでフランツ・シュミットという作曲家がいるので(ややこしい!)区別するためです。)
まずナンシーの音楽院で学んだ後、パリ音楽院に入り、ここでジェダルジュに対位法、デュボアに和声法、マスネとフォーレに作曲法を学びます。中でもフォーレのクラスにはラヴェル、デュカやビュッセル、アーンなど逸材が揃っていたのでした(凄い!)。
その後、例のごとくローマ賞作曲コンクールに応募、4年連続大賞を逃したが5年目で大賞受賞。ローマ留学するものの方々に旅行に出掛けてトルコや東洋に興味を持つようになり、これが少なからず後の作品にも影響するようです。
ローマ留学生の義務作品であるオラトリオを作曲、この「詩篇47」が作曲・初演されます。
1907年には代表作バレエ音楽「サロメの悲劇」を作曲。さらに長大な「ピアノ五重奏曲」を作曲。
1909年にはラヴェルらとともに独立音楽協会の設立に携わります。この独立音楽協会の演奏会で「詩篇47」を再演、絶賛されます。
その後も精力的に活動し、パリ・ギャルド吹奏楽団のために「ディオニソスの祭り」(現在も吹奏楽では有名ですね)、「ピアノと管弦楽のための協奏交響曲」、「ロカイユ風組曲」、「弦楽四重奏曲」などを作曲、音楽界では1936年に学士院、1938年からは国民音楽協会の会長に就任し、尊敬を集める音楽家になっていました。

フロラン・シュミットの音楽は同時代のドビュッシーとは大きく異なり、男性的で独創的な作風ではないかと思います。「詩篇47」では<音楽が噴火する>と評されたそうですが、音楽が劇的でエネルギッシュなんですね。ドイツ的でもありますがロマン主義に陥らず、フランス近代の深い霧にも陥らず、見通しのいい音楽です。
また、バレエ「サロメの悲劇」は当時フランスで活動していたストラヴィンスキーに多大な影響を与えた作品で、あの「春の祭典」に先行する作品です。斬新なリズムと和声が絡み合い、見事な作品となっています。
日本ではフロラン・シュミットの作品が演奏される機会が少ないようです。フランス近代は<曖昧模糊としたイメージ>ということが、単なるドビュッシーを基準にした先入観で判断していた、ということだと、これらの作品を通して感じることができるのではないかと思います。
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テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

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