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2007.07.16 (Mon)

ピアノレビュー:YAMAHA ②

前回に引き続き、ヤマハのピアノです。今回は主にヤマハの特徴とモデルについて書いてみます。

ヤマハのピアノは、量産を始めた1900年当時は、ドイツのベヒシュタイン社から技術者を招いていたため、ベヒシュタインの設計を基にしているようです。これは昭和50年代の型番末尾Gモデルまで続いたようです。
しかし、時代の流れや要求はスタインウェイの音の方向性に流れていたため、それ以降現在のモデルに至ってはスタインウェイの設計を基にしているようです。この転換は、目指す音の方向性を変更する、ということなので、これまでの信念を捨てて別の方向に行く、というのは相当な決意だったに違いありませんね。
よって、ヤマハのピアノを考える時、ここが分岐点となり、それ以前は柔らかい響きのするピアノ、それ以降は硬質な輝かしい響きのするピアノ、ということになります。

ヤマハには多くのモデルがありますが、アップライトの場合、型番は頭にUのつくモデルが基本となっていて、その後ろに大きさ(高さ)を表す数字がつきます(U1 U2 U3など)。数字が大きくなるほど高さが高くなります。U1系、U3系は、マイナーチェンジを行う毎に型番の末尾にアルファベットを付け(U1D U3Hなど)、更に新しくなるとU10やU100と数字を増やしたり、YU1やYU3というように前にYを付けたりしていますが、U1系、U3系というベースに変化はないのでわかりやすいです。
このU3系をベースに、X支柱を採用したUX系が登場します。このUX系のうち、初期の「UX」は、グロトリアン社の設計思想を取り入れたといわれています。グロトリアンが弦を高張力としているのに対し、ヤマハでは張力に変化はなく、あくまでフレームの強化を目的にしています。正直に言いますとX支柱の形は似てはいますが、グロトリアンとは似て非なるものです。しかし、他のヤマハの他のモデルとは違った独特の響きがあり、音に締りがあってより明瞭な響きがします。
また、U5やU7というモデルがあり、これはU3と見た目は同じですが中身は全く違うものです。特に以前のU7は総アグラフを採用しています。アグラフは弦を鉄骨に押しつける力を均一に加える部分で、一般的なプレッシャーバー方式という金属バーによって全ての弦を一度に押さえつけるのに対して、アグラフ式は一音ずつ独立させた部品とすることで均一な力で弦を押さえることができるシステムで、一音ずつなのでコストもかかります。このU7は販売期間も短かったようで貴重な存在となっているようです。UX系もU7もコストがかかるので姿を消してしまいました。現在のSU7はどうやら以前のU7とは別物のようです。

ヤマハにはこのほかにもソステヌートペダルのあるモデルやトーンエスケープ機能、アクリル鍵盤以外にも人口象牙を用いていたりといろいろ工夫がなされています。
文章が長くなってしまっているので、個人的な感想等は次回にまとめてみようと思います。
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テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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