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2008.02.29 (Fri)

のだめのテーマは効果的♪

去年話題となったドラマ「のだめカンタービレ」。
このドラマの視聴率も良く、のだめ関連のCDや楽譜がいまだに良く売れているとのこと。
確かに楽器店に行ってみると、のだめ関連の楽譜の多いこと。CDものだめのマンガが載ったCDが多く店頭に並んでいます。


【More・・・】

「のだめ」のドラマのテーマとなったのは、ベートーヴェンの交響曲第7番。クラシックのマンガのテーマがベートーヴェンの交響曲というのが私にはまず驚きでしたが、しかも一般には認知度の低いであろう第7番。
このドラマでの扱い方として、なじみの第1主題よりもむしろ序奏の美しさやオーケストラ音楽のスケール感のようなものに向けられていたように思います。
今回はこのベートーヴェンの交響曲第7番について書いてみようと思います。

ベートーヴェンの交響曲で表題がつけられているのは、第3番の「英雄」、第5番の「運命」、第6番の「田園」。これと第9番の合唱つきがやはり演奏機会が多いのでしょうが、私は個人的に第4番と第7番を好んで聴いています。

第7番の特徴と魅力はその躍動感あふれるリズムのように思います。その昔、この曲をリストは「リズムの神化」と呼び、ワーグナーは「舞踏の聖化」と呼んでいますが、そういうのもうなづけます。
第5番では、冒頭のあのリズムが繰り返し繰り返し出てきますが、この第7番でも一貫して特徴あるリズムが出てきます。第1主題への橋渡しで木管楽器によって出てくるあのリズムです。
第2楽章は短調で緩やかな楽章。にもかかわらず、やっぱりここでも同じリズムが繰り返されます。ベートーヴェンは楽譜ではアレグレットの指示。実は遅いテンポを考えていなかったのか。しかし、ベートーヴェン自身の指揮ではゆったりとしたテンポだったらしく、あんまりベートーヴェンの速度記号は当てにならないのですが…。短調で始まって重々しいのですが、主題に合わせてヴィオラとチェロの優美な対位主題が入ってきます。これをベルリオーズは「哀歌」と表現しています。その後の中間部が明るい。ベートーヴェンお得意のフーガっぽくなるのですね。ベートーヴェンは変奏もお得意ですが、ここではフーガです。
この第2楽章は当時から評判で1813年の公開初演ではアンコールされているようです。
特徴あるリズムは第4楽章の冒頭のリズムもそうですね。これもこの楽章一貫して出てきます。最後は熱狂的に終わりますね。
コンサートで複数交響曲を演奏する場合最後に第7番を持ってきます。盛り上がって、聴いているほうも演奏する方も、おそらくスッキリするのではないでしょうか?
ベートーヴェン、オーケストラと聞くと、一般には最後が「ジャーン」と伸ばして終わる印象をもつようですが、この交響曲もそうですが伸ばしません。意外と「ジャーン」と伸ばして終わる交響曲ってベートーヴェンには少ないです(ブラームスは多いかも)。

この交響曲をのだめのテーマに使うというのは意外でしたが、携帯着メロ「着うた」でのダウンロードが当初一日に3,000ダウンロードを記録したとか。
この曲をきっかけとして、クラシックを聴いてみようと思った方が増えていたらいいなぁ、と思います。クラシックには<きっかけ>って大切な要因で、クラシックは難しい、と思わずに聞いたのが良かったのだと思いますね。ベートーヴェンというだけで拒絶反応が出そうです(苦笑)。
他にもベートーヴェンの交響曲(って言うから難しく感じる。シンフォニーと言っておけば意外とすんなり入れそうな…)で聴いてみたいけど、「何がいい?」と聞かれたら、私は「第4番がいいかも」と言ってしまいそうです。
そのことについては、また機会があれば書いてみようと思います。
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*Comment

こんばんは!

「きっかけ」って大事ですよね!
私は実は、のだめのドラマで7番が流れたのを聴き、「なんていい曲!」とCDを買いました(ミーハー)

ベートーベンといえば、多くの人は、音楽室にあった髪の毛を振り乱した肖像画のイメージをそのまま、気難しそうな(?)イメージを持ってるんじゃないかな~なんて思います。
実際、彼の人生を考えると、そういうイメージもあてはまらなくはないのかもしれませんが・・。

この記事を読ませていただいて、なんとなく楽しく聞いていただけでしたが、色々勉強になりました!
まりはん |  2008.03.02(日) 22:26 |  URL |  【コメント編集】

■イメージ>まりはんさん

まりはんさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

クラシック=難しい=暗い、というイメージ、どうにかならないものかと思います。そういうイメージが先行するから避けている、という人って多いだろうと思います。
確かにとっつきにくいようには思います。そうすると、のだめのような”きっかけ”ってとても大切だと思います。
まりはんさんのように<楽しく聞いていた>というのが理想ですね。そこから踏み込んでいくと、いろんなことが発見できてどんどんはまっていく、という奥深さがクラシックの魅力の一つにも思います。

この記事を書くとき、細かく難しく書きたくなかったのですが、興味を持ってすんなり読める文章を書くのって難しいです。好評であれば、こういう内容の記事をまた書いてみようとは思いますが…。
musika-toto |  2008.03.02(日) 23:32 |  URL |  【コメント編集】

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