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2006.03.01 (Wed)

コスト削減の弊害

ウチの1歳の子どもは車や電車が好きで、ミニカーのトミカなどのカタログを見ては喜んでいます。
ついこの間、妻が近所を子どもを連れて歩いていると自転車屋さんにスクーターが置いてあったので、そのお店でスクーターのカタログをいただいてきて見せていたところ、子どもも喜んで指さしたりして見ていました。そのお店でいただいたカタログはスズキとヤマハがありました。

最近のスクーターってどんなのがあるのかと思って見ていると、ヤマハのスクーターのカタログには 「台湾ヤマハ製」と書かれてあるのに目が止まりました。こう堂々と書かれてあると、ある意味メーカーの開き直りのようにも感じました。
こうした工業製品の場合、コスト削減のため人件費の安価な東南アジア諸国で製造することは当たり前になってしまっていることに何となく残念な気持ちになります。

しかし、楽器部門のヤマハも近年はそういった国に生産拠点を移しているという話も聞きますが…。
こと、ピアノにおいては既に海外で生産したものを日本で組み立てているという話も聞きます。管楽器などはどうなっているのか気になります。

管楽器のヤマハといえば、あのウィーン国立歌劇場管弦楽団のウィーン式の楽器、有名どころではウィンナホルンやオーボエなど、既にオーストリアでは熟練した職人の減少もあって、現在は一部ヤマハも供給しているということもあり、海外においてその質の高さには定評があります。
一方ピアノは山葉寅楠によるヤマハ創業の原点であり、あの1965年から70年代にかけてのピアノブームによって爆発的な販売台数を誇る主力「商品」でありました。
そこには工業の躍進による大量生産によってもたらされた「低価格」が実現したことで、日本の家庭に急速にピアノが普及したわけですが、現在は少子化と電子ピアノの普及によって、販売台数が激減したため海外のコストの低い国に生産拠点を移して何とか利益を確保しようとしたもののようです。さらに、ピアノの場合、木でできているため普通は木を乾かすために何年も天然乾燥させるところ、人工的に短時間で乾燥させる、などの時間短縮によるコスト削減も行っているようです。
こうして作られた楽器は楽器本来の響きが出せず、楽器自体が硬く響かないため、苦肉の策として弦を強く張って硬いハンマーで叩く、といった悪循環を生み出します。

<楽器>は<工業製品>ではないのは言うまでもないことですが、コストを抑えるために楽器の響き自体を犠牲にしてしまう、というのは本末転倒といわざるを得ません。
今後、どこかで原点を見つめ直し、良い方向に向かって欲しいものです。
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テーマ : ピアノ ジャンル : 音楽

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