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2008.08.01 (Fri)

作曲家別オーケストラ演奏頻度ランキング

先日の朝日新聞の夕刊に、興味深い記事が掲載されていました。

日本のオーケストラで演奏されている作曲家のランキングとして掲載されていたのですが、日本オーケストラ連盟が著作権使用料をまとめて支払うため、作曲家や曲目の順位付けができたとのこと。
これには、アメリカの2006年~2007年シーズンのランキング(集計方法は異なる)も併記されていて、非常に興味深い結果が載っていました。

ベスト10を抜き出すと…

   <日本>          <アメリカ>
1. モーツァルト(1250)     モーツァルト
2. ベートーベン(805)     ベートーベン
3. チャイコフスキー(699)    ブラームス
4. J.シュトラウスⅡ(645)   チャイコフスキー
5. ビゼー(637)         ショスタコービッチ
6. L.アンダーソン(435)   R.シュトラウス
7. ブラームス(409)      ドボルザーク
8. ドボルザーク(288)     プロコフィエフ
9. ベルディ(279)       ストラビンスキー
10.久石譲(269)        ラベル


アメリカとの順位では3位以下が全然違いますね。
日本ではバッハが22位、ワーグナー27位、ハイドン27位、マーラー32位となっていて、アメリカの5位に入っているショスタコービッチは日本で30位、アメリカ8位のプロコフィエフは日本では26位、アメリカ12位のハイドンが日本では27位となっています。ただ、この年はモーツァルト生誕250年ということもあり、モーツアルトの演奏機会が特に多かったようです。
しかし、日本の上位に入っているJ.シュトラウスⅡなら「美しき青きドナウ」、ビゼーなら「カルメン前奏曲」、ブラームスなら「ハンガリー舞曲集第5番」などの小中学校の音楽の授業で聴くような知名度の高い作品に集中する傾向があるようです。そして「のだめカンタービレ」の影響でベートベンの交響曲第7番の演奏機会も多かったり、L.アンダーソンのようなとっつきやすい作品も演奏回数が多いような傾向も見て取れます。11位に「スター・ウォーズ」で有名なJ.ウイリアムズが入っています。
そして、邦人作曲家のトップが久石譲。順位どおり並べると、次に外山雄三、すぎやまこういち、岡野貞一、岡本真夜、杉本竜一、團伊玖磨、渡辺俊幸、村井邦彦と滝廉太郎、そして世界のタケミツ、武満徹が10位の順。黛敏郎や芥川也寸志はほとんど演奏されていない現状です。
すぎやまこういちは「ドラゴンクエスト」、杉本竜一はテレビ番組のテーマ曲「BELIEVE」の影響とされています。

こうして見てきますと、クラシック界の現状としていろんな側面が垣間見ることができます。
「非クラシック作品」の演奏機会も多く、いわゆるクラシック初心者に楽しめる作品によって、クラシックの裾野を広げる活動を積極的に行っている反面、プログラムによる集客の難しさ。これによる楽団のレパートリーの限定と偏りという現状です。こんなに偏るものかと、私も驚きました。
これではオーケストラのレパートリーの拡大やレベルアップの機会が限られていて、観客である私達にも新しい曲や珍しい曲に出会う機会も減ってしまいます。これは少し考えさせられますね。
また、意外にも、アメリカではソ連・ロシアの作曲家が頻繁に演奏されています。これはどういうことなのでしょうか?

来年はメンデルスゾーン生誕200年、ハイドン没後200年。普段からこの作曲家にももっとスポットが
当たってもいいはずなのですが…。




    
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